■ ID | 943 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埼玉県内におけるPAHs濃度の経年変化と地域特性 Trends and Regional Characteristics of PAHs Concentration in Saitama Prefecture. |
■ 著者 | 梅沢夏実
Natsumi Umezawa
埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
■ 出版年 | 2007 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第48回大気環境学会年会、平成19年9月5日 |
■ 抄録・要旨 | 有害大気汚染物質の調査として平成9年度から継続して調査を行っている、埼玉県内の7地点(一般環境4地点、沿道2地点、盆地1地点)におけるハイボリウムエアサンプラーによる捕集試料について、超音波抽出-HPLC法によりPAHs5種を分析した。
5種のPAHs濃度はおおむね同様に変動しており、2002年頃から冬季(12月、1月頃)に年間最高濃度となっている。また、この8年間に顕著な濃度上昇や濃度低下は見られない。各成分の濃度や成分間の濃度比を詳細に解析したところ、 B[a]A/B[g,h,i]Pが沿道2地点では他地点と比較して年間を通じて高く、その差は特に夏季に大きい傾向がみられた。
B[a]Aは他のPAHsと比較して揮発性が高く、大気中又は捕集中のろ紙上における粒子中B[a]Aの揮散量が他のPAHsに比べて多いことが原因で、比較的安定なB[g,h,i]Pとの濃度比に季節変化や地点の特徴が表れたものと考えられる。 多環芳香族炭化水素,経年変化,地域特性 |
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